今さら聞けないサッカーの歴史について!詳しく解説
今となっては非常に有名なメジャースポーツとなっているサッカーですが、その歴史やどのようにして日本でも親しまれるようになったのかということについて、ご存じない方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。ルールやチーム、選手などについては詳しい方が多いにもかかわらず、意外ですよね。そこで、今回はサッカーの歴史について詳しくご紹介いたします。
1.サッカーとは
サッカーというのは、足を使ってボールを蹴ることで行う球技のことです。フットボールと呼ばれることもあります。
まず試合をするフィールドですが、105m×68mと決まっており、中央のハーフウェイラインを境として自陣と敵陣が分かれることとなります。ハーフウェイラインの中央にはセンターマークがあり、そこから半径9.15mの円をセンターサークルといい、試合開始はこの場所からキックオフして始まります。ボールをパスで繋いでいき、相手ゴールへとシュートすることで1点の得点が加算され、最終的に得点が多いチームの勝利となります。
原則として、選手はボールを足で蹴ることしかできません。ただし、フィールドの外周であるタッチラインの外に出てしまった場合に、両手を使ってフィールド内へボールを投げ入れるスローインの際は例外となります。また、チームに1名だけ存在するゴールキーパーに関しては、常に両手を使うことが許されているため、これも例外といえるでしょう。
試合時間は原則90分間で、前半後半45分ずつに分かれており、前半と後半の間には15分のハーフタイムが設けられています。
ちなみに、試合を観戦していると「ロスタイム」という言葉をよく耳にするかと思いますが、これはサッカーの試合時間カウントの決まりに起因しているものです。90分間の試合時間中、選手が怪我をしたりファールとなった場合など、プレイが止まっている状況であっても、カウントを止めません。そのため、実際にプレイする時間は90分以下になってしまうので、それを補う意味として用意されている時間がロスタイムというわけです。極端な話、怪我やファールなどプレイが中断する要素が一切なければ、90分間のみ、ロスタイムなしで試合終了となるのです。
2.諸説あるサッカーの起源
そもそも、サッカーというスポーツがどのようにして誕生したのかということですが、実のところはっきりとしているわけではありません。そのため諸説があるのですが、中でも有力とされている説についてご紹介したいと思います。
2-1.中世イングランド起源の説
諸説の中でも最も有力と言われている説です。8世紀頃の中世のイングランドが発祥であるとしている説のことで、その当時、イングランドでは戦争で勝利した際に、勝利の証として切り取った相手側の将軍の首を蹴って遊んでいたことが起源とされています。今では考えられないほど残酷な行為のように思えてしまいますが、その当時としてはまかり通っていたことのようです。その後首を蹴るだけでなく、目的の場所まで蹴って運ぶ様に変化し、首ではなくボールへと変わるなど進化を遂げてきたというわけです。
2-2.イタリア起源の説
イタリアの8世紀ごろに始まった、お金をかけてボールを蹴り合う遊びである「カルチョ」を起源としている説です。現代ではトトカルチョというものがありますが、その語源であるとも言われています。イタリアの方にとっては古くから身近に存在していた遊びであることから、起源として信じられているのです。
2-3.中国起源の説
中国で紀元前300年以上前に遡るほどの歴史ある「蹴鞠(しゅうきく)」という遊びをベースとしているという説です。日本でも蹴鞠(けまり)として伝わってきた遊びのことで、当時はあまりに熱中する人が大勢出たため、禁止令が発令されたと言われるほど人気であったことと、その歴史の長さから起源として有力視されています。
3.日本にサッカーが伝わったのは“明治時代”
起源については諸説あるものの、いずれも海外となりますので、一体どのようにして日本へと伝わったのでしょうか。
こちらについても諸説あり、一つは1872年に神戸で行った試合という説で、もう一つが1866年に横浜で行った試合であるという説となります。その後、神戸の師範学校(教員の育成機関)において取り入れられたことから、近畿地方で広がりを見せるようになります。それからは、近畿地方の師範学校の卒業生が全国各地で教員として配属されたことによって、全国的に中学校や高校などへと浸透していきました。
これにより球技としては普及していきましたが、全国的な知名度が爆発的に広まったのは、1993年の「Jリーグ発足」という出来事によるものでしょう。プロサッカーリーグということで、子どもたちが将来なりたい職業として挙げるなど、空前絶後の人気爆発でした。それからは日本におけるサッカー技術も徐々に向上していき、日本代表のワールドカップでの活躍や、印象的な敗北によって一般的に深く浸透したと言えます。
4.オリンピックの競技にも含まれています
サッカーが正式にオリンピックの競技として採用されたのは、1900年のパリオリンピックからです。しかし、実際にはその前の1896年のアテネオリンピック時点で、非公式ではあるものの試合は行われていました。その後、現在においても人気競技としてオリンピック競技の一つにラインナップされています。
オリンピックのサッカーでは、出場選手には「本大会開催前の12月31日時点で23歳未満」という条件が設けられており、一部例外を除けば25歳以上の選手は出場する資格がない状態となるのです。
5.まとめ
サッカーのルールや歴史について、これまで詳しく知らなかった部分を知ることができましたでしょうか?いまとなっては知らない人はいないくらい有名なスポーツの一つとなっていますが、最も古い説であれば、紀元前300年以上前から存在している球技ということになります。歴史を知ったことによってサッカーに興味を持たれた方は、創業40年という歴史ある「イルマックス」にてサッカー用品・ユニフォームを是非お買い求め下さい。
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