ラグビーのルールは難しい?初心者にも分かりやすく解説
ラグビーに親しみのない人にとって、そのルールは複雑に感じるものです。そのため、なかなか取っつきにくいスポーツと考える人も少なくありません。しかし、基本的なものを覚えてしまえば、初心者でも試合を楽しめるようになってきます。そこで、この記事ではラグビーの初心者にもわかりやすく、ポイントを絞ってルールについて解説します。
1.ラグビーの基本
1-1.ラグビーの精神
ラグビーは他のスポーツと比較し、選手同士の接触が非常に多いために危険なものです。そのため、選手は自分だけでなく相手に対しても安全を配慮する必要があります。世界のラグビーを統括するワールドラグビーが掲げる「ラグビー憲章」には、品位・情熱・結束・規律・尊重が記載されており、これらを順守することが大切となります。そして、試合終了は「ノーサイド」と呼ばれ、試合が終われば敵も味方もなくなり、お互いの健闘を称えあうようにします。
1-2.グラウンドとボール
ラグビーのグラウンドは長さ約100m、横幅約70mとかなり縦長に広くなっています。そこにはいくつものラインが引かれており、タッチライン・ハーフウェイライン・10mライン・ゴールラインなどがあります。そして、ラグビーグラウンドには象徴的なゴールポストが高々とそびえたっています。ラグビーボールは楕円形であり、長さ約300mm、周囲約750mm、重さ430gの合成皮革素材となっています。ちなみにアメフトでも同じサイズのものを使用しますが、こちらは2つの白線がボールに入っています。
1-3.アメフトとの違い
ラグビーとアメフトはよく同じようなスポーツと思われますが、実はかなり異なるスポーツです。参加選手はラグビーで15人、アメフトで11人であり、グラウンドにいる選手の数が異なります。また、試合時間はラグビーでは40分を2回行うのに対し、アメフトでは15分を4回行います。そして、ルールの最大の違いはタックルにあります。ラグビーではボールを持っている選手にのみタックルが可能ですが、アメフトでは誰にでもタックルが可能となっています。このように比べてみるとかなりの違いがあることが分かります。
2.ラグビーのルール
2-1.人数は15人
ラグビーは15人対15人で行います。そのポジションは大きく2つにわかれます。
・FW(フォワード):大きな体の選手がなり、スクラムを組みます
・BK(バックス):FWと比較して細身の選手が多く、ボールを持って走ります
ちなみに、控え選手と合わせると23人が一つの試合に登録することが可能です。
2-2.試合時間は80分
試合時間は前半40分、後半40分の計80分です(間の休憩は10分)。高校生の場合には体が十分に作られていないこと等を配慮し、前後半それぞれ30分ずつの計60分となっています。特徴的なこととして、トライや反則が起きるまではプレーは止まりません。
2-3.得点方法
ラグビーではいくつか得点する方法があります。まず、「トライ:5点」です。これは相手のゴールラインを越えて、ボールを地面におさえることによって取得することが出来ます。次に、「ゴールキック:2点」です。これはトライをとった際に得られる追加点獲得のチャンスとして、指定の位置(トライを取った延長線上で、蹴りやすい場所を選択する)から蹴ったボールがゴールポストの間を通る際に取得することが出来ます。そして、「ペナルティトライ:5点」です。これは反則を繰り返した場合や危険なプレーがなければトライがあったと考えられるときに取得することが出来ます。このときにも、「ペナルティキック:3点」があります。最後に、「ドロップゴール:3点」です。これはボールをワンバウンドさせるドロップキックによりゴールポストの間を通すことが出来れば取得することが出来ます。
2-4.反則
反則には大きく3種類のものがあります。
・軽い反則:審判が軽めに笛を吹くもので、相手ボールのスクラムで試合再開します
・少し重い反則:審判が少し長めに笛を吹くもので、フリーキックから試合再開します
・重い反則:審判がかなり長めに強く笛を吹くもので、ペナルティキックから試合再開します
それぞれの詳細はここでは省略しますが、まずは審判の笛の吹く様子から判断するとよいでしょう。ちなみにラグビーではボールを持つ選手にのみタックルが可能ですが、危険なタックルは反則とみなされます。特に故意に行っている場合には10分間の退場が命じられ、コートに用意されているパイプ椅子に座って待機しなければなりません。さらに悪質とみなされたプレーにおいては一発退場となることもあります。
3.まとめ
この記事では、ラグビーのルールについて初心者でも分かるようにポイントを厳選して解説しました。ラグビーは奥深いものですが、まずは基本的なルールだけ覚えて、実際の試合の観戦や経験から少しずつルールを理解していきましょう。そして、ラグビーのユニフォーム チームオーダーの購入を考えているのであれば、是非とも「イルマックス」をご活用ください。東京にある店舗販売はもちろん、WEBサイトでも豊富な品揃えとなっています。