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サッカーを始める方はチェック!練習着アイテムと選ぶポイント
これからサッカーを始める方にまず必要となるのが「練習着」ではないでしょうか。試合のユニフォームなども欠かせませんが、まず練習をする際に何を身につけるのか、ということが意外と重要なのです。そこで、今回はサッカーの練習着について必要アイテムや選ぶポイントについてご紹介いたします。
1.練習着として必要なアイテムとは
まずは、練習の際にどのようなアイテムが必要となるのか把握することが大切です。1つ目は「上下のウェア」です。それぞれプラクティスシャツやプラクティスパンツと呼ばれており、ゲームシャツなどと呼ばれることもあります。通常のTシャツとは違い、プロ選手が着用しているユニフォームをさらに耐久性を高めた機能性抜群なものになっているので、激しい練習であっても問題ありません。何度も洗濯をして使用することができ、ユニフォームに比べて安価であることから、コストパフォーマンス抜群と言えるでしょう。
2つ目は「スパイク」です。サッカーは当然ではありますが、足を使ってボールを蹴ることがメインとなるスポーツですので、その足に装着するスパイクとなると非常に重要です。プロ選手になると、ボールを蹴る練習用、ボールを蹴らない練習用、試合用と使用シーンに合わせてそれぞれ用意する事が多いのですが、まずは足に馴染んだ1足があれば十分です。スタッドと呼ばれるスパイクの底についている突起部分のタイプや、アッパーと呼ばれる足の甲部分にいくつかの種類がありますので、ご自身に合ったものを選択するといいでしょう。
3つ目は「ロングソックス」です。意外かもしれませんが欠かせないアイテムでして、サッカーでは足を守るために必ず脛当てを着用するのですが、ロングソックスに潜り込ませる形で着用するため、ソックスは欠かすことができません。また、近年では「トゥルーソックス」と呼ばれるタイプが主流になりつつあります。ソックスの内側と外側に滑り止めが付いていることで、靴擦れ防止となりパフォーマンスが向上するとして、人気を集めているのです。
基本的には以上のアイテムがあれば十分ですが、その他にもウェアの下に身に着けることで保温や吸水性を高め、着圧によって疲労軽減やパフォーマンスの向上効果に期待できる「コンプレッションインナー」などもあるといいのではないでしょうか。
2.練習着を選ぶ際のポイント
練習着アイテムを選ぶ際のポイントですが、「ご自身の身体にフィットしている」ということが最も重要です。フィットというのはサイズがピッタリというだけの意味ではありません。ストレスなく最大限のパフォーマンスを発揮することが出来るベストなサイズ感であるか、ということなのです。サッカーはプレイ中、常に動き回ることになりますし、スライディングやヘディングなどの激しいプレイもありますので、身体への負担や疲労の蓄積が著しいスポーツといっても過言ではないでしょう。そのため身体の負荷を減らしたり、動きを良くすることを重視するということが大切となります。
一方で、見た目の良さというものもサッカーの魅力の一つです。ウェアやスパイクなどに関しても、機能性だけでなくデザイン面でも優れたものが非常に多く出回っています。あこがれの選手やチームに関係があるものであったり、色やデザインが気に入ったものを身に着けることで、モチベーションにも影響するのではないでしょうか。また、有名メーカーやブランドなどもたくさんありますので、身に着けることで精神的にプラスとなるかという観点で選ぶのもいいかもしれません。
3.子どもの練習着の選び方
子どものサッカー練習着の場合には、選ぶ際のポイントが大人の場合とは若干異なります。違いの一つとしては、枚数が挙げられます。練習着はたくさん汗をかいたり汚れたりしますので、たくさん枚数があったほうが良いとされています。
しかし、子どもの場合には体の成長という要素が加わるため、一気に同じサイズの練習着をたくさん買い揃えてしまうと、少ししたら全て着られなくなってしまうという状況が考えられるのです。子どもの成長の様子に合わせて、揃える枚数を計算しつつ用意するといいのではないでしょうか。
そういった意味で考えると余計に大切となるのが、「高価な練習着にしない」というポイントです。高価な練習着にしてもすぐに着られなくなってしまった場合にはもったいないですし、ある程度の機能性が備わっているものであれば、高価でなくても十分すぎるほどです。
4.普段から着用するからこそ重要
練習着は、使いまわして何回も着用することになるアイテムです。そのため、試合の時にしか身に着けないユニフォームに比べて、気を使うことの重要性はとても高いと言えるでしょう。せっかく練習をしても、怪我や風邪などになってしまっては台無しです。そういったトラブルを防止するためにも、機能性を重視して練習着を揃えることが重要と言えるのではないでしょうか。
また、デザイン性に関しても欠かせません。各種メーカーやブランドからオシャレでスタイリッシュなデザインなものが販売されておりますので、お気に入りのデザインを見つけることによってプレイ時のパフォーマンス向上効果にも期待できます。実際には試合のユニフォームよりも身に着ける時間が長いものですから、練習着とはいえ甘くみてしまうのではなく、真剣にチョイスすることをおすすめします。
5.まとめ
サッカーの練習着は、特に決まりはないので自由なものではありますが、プラクティスシャツやパンツ、スパイクなどに関してはしっかりと用意するといいのではないでしょうか。ウェアによって練習の効果が向上すると考えれば、決して手を抜くことができない部分です。これから練習着を揃えようとお考えでしたら、上下のシャツを始め、ソックスやベンチコートなどの練習アイテムを各種取り揃えております「イルマックス」にて是非お買い求めください。
サッカーの人気のユニフォームや種類について紹介
サッカー選手が身につける特徴的なアイテムの一つが「ユニフォーム」です。チームを象徴するインパクトのあるカラーやデザインとなっており、人気があるのもうなずけます。そんなサッカーユニフォームについて、種類の違いや、そもそもユニフォームとはどういったものなのかを詳しく説明しつつ紹介します。
1.ユニフォームとは?
ユニフォームとは、主にチームスポーツで、統一性をもたせた服装のことを指します。基本的には前面や背面などにチーム名や背番号、スポンサーの広告やロゴなどが記載されており、見ただけでわかりやすいようになっています。団体競技の場合、ユニフォームは必須で、その目的はどちらのチームに属している選手なのか、ひと目で判別できるようにするためです。
サッカーの場合、対戦相手チームとの違いが一目瞭然なユニフォームを着用することはもちろん、選手と審判でも明確に違うユニフォームを着なければなりません。ピッチ上で激しく動き回るため、ひと目で判別できなければ混乱しますし、観客にもわかりにくいでしょう。
また、同じチームの選手でも、キーパーとそれ以外の選手はユニフォームのデザインや色を変えなければなりません。そうした理由から、各チームはファーストカラーとセカンドカラーの2パターンのデザインを持っており、試合ごとにどちらのカラーにするのかを事前に決めることになっています。
ユニフォームは、基本的に通気性に優れたメッシュ素材が採用されています。走り回ることでたくさんの汗をかいても不快とならないよう、通気性と速乾性が重視されているのです。
サッカーの特徴の一つに、試合後の相手チームとのユニフォーム交換が挙げられます。特に国際試合でよく見られる光景です。
ちなみにワールドカップのユニフォームは、どの国でも特別な位置づけとなっており、1試合に1着用意されており、着回すことはありません。また、試合日や対戦相手、試合場所が記載されているという点も、通常のユニフォームにはない特徴と言えるでしょう。
2.オーセンティックとレプリカの違い
サッカーのユニフォームには「オーセンティック」と「レプリカ」という2つの種類があります。どちらも魅力のある作りなので、用途に応じて選択することになるでしょう。そこで2つのユニフォームの違いについて説明します。
2-1.オーセンティックの特徴
オーセンティックユニフォームの特徴は、その名の通りまさに本物という点です。実際に選手が試合の際に着るユニフォームと全く同じものですので、選手と同じユニフォームが着たい、あるいは所有したいという方に向いています。本物のユニフォームを手にする機会は滅多にありませんので、そうした意味でも特別なユニフォームといえるでしょう。
2-2.レプリカの特徴
レプリカユニフォームの大きな特徴は、耐久性に優れているという点です。オーセンティックが本物であるならばレプリカは偽物、というような印象を受けるかもしれませんが、チームが販売しているれっきとした正規品ですし、基本的には本物に近いものです。
オーセンティックユニフォームとの違いは、耐久性を向上させていることです。もともと実際のユニフォームはプレーのしやすさが最優先となっているため、耐久性は一番ではありません。
しかし、レプリカの場合は普段着のように何度着ても劣化しにくいように作られているため、観戦の度に着るという人に特に好まれています。また、価格に関してもオーセンティックよりもやや低い設定です。
3.ユニフォームの人気
サッカーは各国の代表だけでなく、それぞれの国でクラブチームというものがあり、ユニフォームの種類は非常に多く存在しています。日本の場合ですと、日本代表のユニフォームもあれば、Jリーグの各チームのものもありますし、リーグ内でもJ1〜J3のように分かれています。
そのためチーム総数は50以上となり、ユニフォームの種類はカラーの違いから、その2倍となるのです。それだけ多いユニフォームの中から、デザインやチームの強さ、スター選手が在籍している、などの様々な理由で人気のユニフォームが決まっているのです。
スペインのクラブチームを例に挙げると、1番人気は「バルセロナ」です。年間最優秀選手に対して送られるバロンドールという賞を過去最多となる6回も受賞しているアルゼンチンのリオネル・メッシ選手が所属していることでも有名な強豪チームです。
チームとしての強さもさることながら、チームカラーの青と赤を効果的に使ったシンプルかつスタイリッシュなデザインが人気の理由ではないでしょうか。
4.オリジナルユニフォームを作れる
ユニフォームは公式チームが販売しているものを購入するというだけでなく、オリジナルのものを作成することも可能です。比較的リーズナブルに作成できますので、自分たちのチームのオリジナルユニフォームを作って着ることで気分を盛り上げる事ができます。
好みの色やデザインを選択して、イラストや写真を取り込むことも可能です。また、素材も選べるので、世界に一つしかないユニフォームを手に入れられます。実用面だけでなく、記念の品としてもぴったりではないでしょうか。
5.まとめ
サッカーのユニフォームはオーセンティックとレプリカの2タイプがあり、デザインは1チームに2パターンなので、それがチームの数だけとなると、非常に多くの種類があることになります。人気のユニフォームはある程度決まっていますが、既存のものではなく唯一無二となるオリジナルユニフォームを作成することも可能です。サッカーのユニフォーム購入をご検討の際は、是非創業40周年を迎えた伝統ある「イルマックス」にお問い合わせください。
フルオーダーのユニフォームを専門店で作る流れや手順をご紹介
ユニフォームは、スポーツチームに欠かせません。どうせオリジナルでオーダーするなら、オリジナリティあふれるデザイン、きらびやかなカラーで、少しでもかっこいいユニフォームを作りたいものです。しかし、ユニフォームのオーダー、特にカラーやプリントだけに留まらない全体のデザインや寸法、生地の選定までをフルオーダーするとなるとすごく大変そう……と思っている方も多いかもしれません。今回は、ユニフォームのフルオーダーについて、流れや手順などを解説していきます。
1.手順① :生地の種類や大まかな仕様を選ぶ
ユニフォームのフルオーダーは、専門の業者に発注することで、希望に応じて自由度の高いユニフォーム制作をアシストしてくれます。ユニフォーム制作におけるあらゆる要素を自分好みに作ることが可能です。まず、ユニフォームの生地の種類を選びましょう。
1-1.ユニフォーム生地の質を選ぶ
ユニフォームの質の面では、スポーツによってさまざまに適性がありますので、フルオーダーにおいても生地選びから選択できるようになっている企業が多くあります。たとえば、選べる生地には以下のようなものがあります。
・サテン生地
・ジャージ生地
・ドライメッシュ生地
・撥水加工生地
・ストレッチ生地
サテン生地は、ショートパンツやシャツ、バスケタンクなどに使用される生地で、着心地がよく光沢があり、何より丈夫なのが特長です。
ジャージ生地は一般的なジャージと同じように伸縮性が高いことがメリットで、サルエルパンツやトレーニングウェアなどに多用されています。
ドライメッシュ生地はバスケなど激しくスピーディーに運動するスポーツにおすすめで、軽量かつ汗をよく吸収し、速乾性にも優れています。
撥水加工生地は主にトレーニングウェアに使用されていて、撥水加工の名の通り防水性に優れているだけでなく、通気性にも優れています。
ストレッチ生地は軽量でよくフィットし、よく伸縮します。
2.手順② :ユニフォームの形を選ぶ
フルオーダーユニフォームの大きなメリットは、非常に細かい部分まで指定が出来ることです。形やフィット感も明確に自分の希望通りにできるので、自分だけのオリジナルサイズやデザインのユニフォームが作れます。生地の次は、形を選んでいきましょう。
2-1.半袖か長袖か
まずは半袖か長袖かを選びます。
主なスポーツでは基本的には運動量が多いので半袖が好まれますが、雨の中で行わなければならないスポーツや、細かい怪我の多いスポーツの場合は長袖が好まれることがあります。
2-2.タイト感
ユニフォームのフィット感がタイトなものと、そこまでタイトにできていない普通の形のものを選ぶことが可能です。これはゲームシャツにおいてもバスケタンクにおいても可能で、自分好みにフィット感を選ぶとよいでしょう。
2-3.襟の形・裾の形を選ぼう
襟や裾の形も細かく選べます。
ウェアの襟はポピュラーなクルーネック、Vネックをはじめ、ベースボール襟、ポロシャツ襟、パネルネック、レギュラーカラーなど種類は豊富にあります。またシャツの裾はまっすぐなストレートと、緩やかに曲線を描くラウンドというタイプから選ぶことができます。
トレーニングパンツの裾は真っ直ぐなストレートと、裾先がしっかり引き絞られたポンピングというスタイルから選択可能です。
3.手順③ :細かいサイズなどを調整しよう
大体の形が決まったら、部分ごとの細かいサイズなども決めていきましょう。
3-1.ショートパンツの丈
ショートパンツの丈を数種類から選べます。たとえば、主にサッカーなどで用いられる「セミロング」、主にバスケットボールで用いられる「ロング」、主にダンスで用いられる「スーパーロング」といった3種類の丈から選ぶことができます。最初に述べたものから順番に丈は長くなっていきます。
3-2.バスケタンクのサイズ調整
バスケタンクの肩幅の長さも変更ができますが、主なものでは、肩幅の狭いタンクトップタイプと、肩幅の広いワイドタイプの2種類から選択していきます。
また、バスケタンクの場合では、男性用と女性用が分かれており、それぞれに違った袖口幅を選べます。袖口幅は女性の方が少々狭く作られています。
3-3.マーキングフレームの有無
サッカーやフットサルの場合、公式大会に出る際にマーキングフレームをつけなければならない場合もあります。マーキングフレームとは、番号やチーム名のマーキングの際に黒などのフレームをつけることでよりはっきりと番号やチーム名を読み取れるようにするもので、このマーキングフレームの有無を希望に合わせて選択することができます。
4.ユニフォームのフルオーダーのメリットとは?
ユニフォームをフルオーダーで発注するメリットはいくつかあります。以下に見ていきましょう。
4-1.自由度が高い
ユニフォームのフルオーダーを行うと、ユニフォームのサイズだけでなく、細かい形やフィット感、生地の種類までをかなり自由に決めることができます。よりチーム全体、あるいは選手個々人の希望に見合ったユニフォームを作ることができるともいえるでしょう。
4-2.デザインイメージを送るだけでデザインを再現してくれる
こうしたフルオーダーの際に多いプリント方法は「昇華プリント」といいます。昇華インクという特殊な素材のインクでプリントした転写紙からインクを気化(昇華)させることによって、生地の繊維に色を浸透・定着させる方法です。
この方法を使えば、かなり細かい柄や複雑なデザインでもプリントできるほか、お客様自身で製作したデザインをそのままに生地に写せます。パソコンでデザインしたものでもよいですし、手描きでもプロのオペレーターがしっかりとお客様のご希望を汲み取り、手描きのコンセプトに沿ったユニフォームに仕上げます。
昇華プリントはポリエステル素材に限られてはしまうものの、フルオーダーに欠かせない技法であり、このプリント字を用いることで更に自由度が高まり、出来ることも飛躍的に幅広くなります。
4-3.一括料金で対応してくれる業者が多い
しかし自由度が高くなればなるほど、「あれもこれも」になってしまって結局高くつくのではないか、と不安な方もいるかもしれません。しかしご安心ください。フルオーダーの際はどれだけ手間暇かかっても、一括料金で対応してくれる業者が多いからです。
あらかじめできる範囲内でメニューを用意している場合もありますが、それなりの料金を取る代わりに、かなり細かいところまで希望を聞いてくれます。
5.まとめ
以上、フルオーダーのユニフォームを注文する際の流れや手順について一通り解説しました。チームやスポーツのジャンルにぴったりなユニフォームをフルオーダーする場合にはかなり自由度が高く、メリット大きいことがご理解いただけたのではないでしょうか。
もし、特にサッカーやバスケットボールのユニフォームをフルオーダーするなら、「イルマックス」にお任せください。イルマックスの「完全フルオーダー昇華ウェア」であれば、イルマックス製品に版下代金をプラスアルファするだけで、完全フルオリジナルのユニフォームを作ることができます。
フルカラーで写真を入れたり、グラデーションをあしらったりすることも可能となっています。納期は4週間いただきますが、子どもサイズも成人サイズも幅広く対応させていただきます。ぜひ一度ご相談くださいませ。
短納期でユニフォーム制作を頼みたい!早く作りたい場合の業者選びのコツを解説
ユニフォームは、基本的には大口の注文となりますし、特に既製品ではないフルオリジナルデザインでのユニフォームを業者で発注したいという人も多いことでしょう。しかし、そうした大口注文やフルオーダーには非常に長い時間がかかります。とはいうものの、イベント等の都合でどうしても緊急でユニフォームが必要になる場合も出てくるかもしれません。こんなときはどのようにすればよいのでしょうか。
今回は、ユニフォームをできる限り短納期で受け取れる業者選びや、発注のコツを解説します。
1.短納期でユニフォームを作るコツ① :最も時間が変わるのはプリント方法
ユニフォームの制作において最も時間を左右するのは、生地にほどこすプリント作業です。この作業が手の込んだものになればなるほど、費用は高くなりますし、納期も長くなります。しかし実際のところ、難しいプリント工法でも比較的安くやってくれる業者というのは存在します。
ただ、やはりできる限り短納期で受け取りたいということであれば、なるべく妥協して工数を減らすのが最大の近道です。これは業者の担当者との相談次第でもありますが、工数を削る際に最も有効となるのは「プリント方法を変えること」です。
安くて簡単に済むプリント工法としては「圧着プリント」や「転写プリント」があります。これはデザインやマーキングがシンプルであればあるほど有効な方法となり、特に急ぎの場合には安く簡単に制作が可能となるため、方法としてはぴったりといってもよいでしょう。
「圧着プリント」はシートを型抜きして文字やロゴを作り、ユニフォーム生地に高温と圧力をかけて接着させる方法です。圧着は高温と強力な圧力でシートをしっかり吸着させるぶん、経年劣化がすぐに現れ、長く使用しているとすぐに剥がれてきてしまいます。
「転写プリント」も似たような工法ですが、マークやロゴ、イラストなどをラバーシート(ゴム素材)にプリントし、そのシートを熱で圧着させ、ポリエステルを塗布することでポリエステル層を作り、そこに熱でプリントを圧着させる方法をいいます。
これらの工法を用いることでのメリットは価格が安く済むというのもそうですが、何よりも「納期が短く済む」ことが大きいといえます。なるべく早く受け取りたい場合は、仮に一時凌ぎでもいいのでこうしたシンプルゆえに簡単な方法を選ぶと間に合うかもしれません。
2.短納期でユニフォームを作るコツ② :なるべく業者の在庫や既製のものを組み合わせて発注する
数あるユニフォームデザインや生地の素材、襟と裾の長さの違いなどさまざまではありますが、ユニフォーム制作において大切なのは、なるべく豊富な素材を入荷して用意している業者のサービスを選ぶことで、完全オリジナルでなくても選択肢が多い状況で発注することです。
親切な業者の中には、あらかじめある程度のデザインの方向性を決めて商品セットとして出しておくことで、お客様側があまり悩まなくても済むようなシステムにまとめているところもあります。そうした業者を選べば、短納期希望で発注を焦ってしまっているところに、更に面倒なやりとりが起こらなくて済みますので、結果的に早く手元に届くことになります。
3.短納期でユニフォームを作るコツ③ :プロセスがシンプルな業者を選ぶのが最も安全!
先程のコツとも若干重なるものではありますが、何よりもプロセスがシンプルで済む業者を選ぶとよいでしょう。短納期でのやり取りでは業者だけでなくお客様も焦っている場合が多いといえます。
こうしたときに、プロセスを簡潔かつわかりやすくホームページにまとめてあり、簡潔なステップ数にまとめられている業者の場合だと、緊急時に最低限取るべき対応がすぐに頭に入ってきます。たとえば、「3ステップで簡単予約注文!」などとまとめてあったら、急ぎでも安心することでしょう。
そのため、お急ぎの場合の例外というわけではなく「普段から」、注文方法が簡潔な業者を選ぶのが正解といえます。
4.短納期でユニフォームを作るコツ④ :どうしても、という場合は個別に相談を!
いくら簡単なプリント方法であっても、安く早く済むシステムが整っていても、どうしてもある程度の日数はかかってしまうものです。特にチーム全員分の大口注文となると、平均的な納期では4週間、短くても1週間はかかってしまうでしょう。
そのようなどうしようもない場合は、個別に担当者に相談するのも手です。無理な作業は受けない、と断られてしまうこともありえます。しかし、たまたま予約にキャンセルが出た場合や、納期にズレが出た場合など、さまざまな事情から例外的に時間が作れるようになった業者がどこかにいることでしょう。
本来なら到底無理な相談でもこころよく引き受けてくれるプロも、少なくはあるでしょうが皆無ではありません。今後の取引のためにも今回だけは、と受けてくれる業者もいるかもしれません。なるべく可能性を信じて頭を下げてみましょう。そこから得られる活路があるかもしれません。
5.まとめ
以上、短納期でユニフォームを作りたい場合に頭に入れておくべきコツを中心に、対処法を一通り説明しました。緊急時にも慌てずに対処ができるよう、普段からステップを簡潔かつ少ない工程にしている業者であれば、こうした緊急時の対応も手馴れたものとなるはずです。
ユニフォーム制作を専門に請け負っている「イルマックス」では、普段からステップを簡潔に3つのステップとしてまとめています。「ウェアの種類をカテゴリから選び」+「数量を決めたら」+「電話で注文」でOKです。普段からこうしたシンプルな注文体制を整えているからこそ、急なご注文でも対応が可能です。
特急便もご用意していますので、お急ぎの際はぜひ一度ご相談ください。
ユニフォームの「昇華プリント」とは?従来のユニフォームとの違いや特徴、メリットなどを解説
サッカーやバスケットボール、アメフト、卓球など、プロ選手が纏うユニフォームは、多くのスポーツでチームカラーといっていいような特徴的な色使いや個性的でわかりやすいデザインが用いられ、洗練されたかっこいいものが多いです。
ユニフォームのプリント方法はいくつかに分かれていますが、近年は質の高い方法として昇華プリントというものが用いられています。今回はその昇華プリントの特徴や、ほかのプリント方法との違い、メリットなどを解説します。
1.「昇華プリント」とは?
「昇華プリント」という言葉はあまり聞き慣れないという人が多いのではないでしょうか。恐らくは衣類プリントの発注に関わっている方や、直接プリントに関わっている方でないと聞き馴染みのない言葉でしょう。しかし近年、このプリント方法の導入が増えており、注目を集めています。
昇華プリントとは、名前の通り「昇華インク」という特殊なインクを用いて衣類に色やデザインを転写し、そこからユニフォームを作成します。サッカーユニフォームなど、個性的で派手な柄を多用するユニフォームの場合は、多くの場合に昇華プリントが用いられています。
昇華プリントは従来よく用いられてきた圧着プリントなどと異なり、繊維そのものに色を浸透させるという方法なので、色や柄をより綺麗にプリントできるというのが最大の特徴です。そのため細かいデザインを採用しやすく、柄も派手なものを使用できます。
2.昇華プリントの仕組みや特徴とは?
ここでは、昇華プリントの具体的な仕組みを説明しましょう。
昇華プリントの仕組みは、昇華インクという特別なインクを用いて印刷した転写紙に高い熱を与えることにより、転写紙に印刷されていたインクが気化し、ユニフォームの繊維に気化したインクの色素を浸透させるというものです。
よりわかりやすく説明するとしたら、まず高温を与えることのできる特殊な転写機に、昇華インクでプリントした転写紙と衣類の生地を重ねて通します。そうすると、転写紙に乗っていたインクが気体となり、そのまま生地に転写され、インクが繊維1本1本に浸透します。
従来のプリント方法と比べるとかなり独特かつ画期的な方法で、特に細かい柄モノのデザインや、写真、コンピュータグラフィックなどをより綺麗にプリントできます。
3.昇華プリントのメリット
こうした昇華プリントにはいくつかのメリットがあります。以下に見ていきましょう。
3-1.より綺麗で美しいデザインを採用できる
たとえばマークや背番号などユニフォームにあしらわれる各選手の識別のためのデザインに関しては、従来は圧着という方法が用いられていました。これはマークや番号を切り抜いたシートを高温の熱、高圧の力で吸着させるという手法で、この手法ではシンプルなデザインしか作れませんでした。
しかし、昇華プリントであれば、シートを切り抜いて圧着させなくても、マークや番号を直接繊維に浸透させてしまうという方法でデザインができるので、より複雑かつ派手な柄やカラーを存分に取り入れられます。またグラデーションなどの細かな色変化も出しやすく、金色など特殊な色素材も用いることが可能です。
3-2.着心地が自然で動きやすい
シートの圧着と違い、シートが経年劣化で剥がれてしまうリスクもありませんし、着用感もシートの重みや質感の違いがなく、自然でスッキリしています。こうした違和感にとらわれる心配がないというのは、存分に身体が動かせるということで、だからこそサッカーユニフォームなどでよく採用されるのだという意味合いもあります。
通気性が高く、伸縮など力がかかってもプリントが崩れないため、従来のプリントTシャツのように塗装面がひび割れてしまうこともありません。
4.昇華プリントのデメリット
一見よいところばかりに見える昇華プリントですが、デメリットもいくつかあります。
4-1.生地の素材が限定される
昇華インクが気化する(文字通り「昇華」する)温度はかなり高温で、通常は190℃~210℃に達します。高い熱を加えますので、こうした熱に耐えられる素材でないとプリントがうまくいきませんし、色が浸透する条件にも相性があります。
そのため、素材が白生地のポリエステルに限定されるのが難点です。たとえば綿素材に昇華プリントを行っても、色が浸透せず繊維間を抜けていってしまいます。
通常、昇華プリントという方法はユニフォームなど衣類ではなく、マグカップに写真をプリントするなどの用途に用いられてきました。このマグカップにも、実は表面にポリエステルの層が塗布されていて、その上に写真をインクで転写しているのです。
よくプリントTシャツにも用いられる方法でもありますが、プリント箇所のみにポリエステルの層を作ることで、こうした昇華プリントを熱に弱い素材に行うことも不可能ではありません。ただしかなり違和感が出てしまい、安っぽく見えてしまいます。生地そのものがポリエステルを含んでいる素材であるのがベストです。
4-2.熱が加わることで色褪せしやすい
これも昇華インク独特の特徴ですが、高温で気化したインクを繊維に浸透させる方法であることから、高温に晒されることで途端に色褪せが起こってしまいます。たとえば、長時間の直射日光など紫外線が当たり続けることや、ドラム型の乾燥機にかけて高温設定で回していたりすると、色落ちや色褪せが早まってしまうことになります。
5.まとめ
以上、昇華プリントとは何か、特徴や仕組み、メリットデメリットなど一通り解説しました。安定した着心地と細かいデザインにも対応できるメリットもありますが、生地が限られるなどのデメリットもあります。しかし、サッカーやバスケといった激しく動くスポーツのユニフォームはポリエステル素材が多い傾向にありますので、スポーツによっては自然に取り入れられるでしょう。
スポーツチームのユニフォームオーダーを受け付けている専門店「イルマックス」では、昇華プリントウェアを積極的に展開しています。手書きやPCでのデザインを基にしたプリントなど、オリジナリティを重視したユニフォーム作りにおいて、昇華プリントウェアは非常におすすめできます。
イルマックスは1975年以来40年以上にわたって事業を継続しており、豊富な経験と確かなノウハウで安心のクオリティをお約束します。ぜひ一度ご利用ください。